Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

〜松山千春と共に〜

こんにちは!

先日初めて「松山千春さん」のコンサートに行きました。楽曲「季節の中で」「長い夜」「恋」などが有名で、昭和のご同輩にはかなり印象深いアーチストだと思います^^。
ラジオでは毎週の様に「松山千春ON THE RADIO」を拝聴させて頂いていますが「Live」に関しては初めての参戦に成りました。後に感想は書かさせて頂きますが本当に素晴らしいアーチストであり素晴らしいステージを実感しました。昭和の頃ポリシーを持ち「基本、TVに出ないアーチスト」が居ました。千春さんも、その1人でした。他にも「矢沢永吉さん」「中島みゆきさん」「ユーミン」なども同じポリシーでしたね。当時は動画配信などは無く、アーティストを見るのは、テレビが主流だったため見る側は非常に「貴重なアーチスト」と感じていた記憶があります。千春さんは「今となってはどうでもいい」など言われますが、このポリシーこそが貴重性を生み・育て、「偉大なアーチスト群」を形成して来たのだと確信します。つまり現在のアーチストには無い価値を創り出したのだと捉えています。

       

                   写真:松山千春 ON THE RADIO - RKBオンラインより



「松山千春さん」は1955年生まれ。桑田さん・佐野さんと同級生ですね。ファンの間では有名ですが千春さんはSTVラジオの「竹田健二ディレクター」が育て上げたアーチストと言っても過言ではない。1975年に「全国フォーク音楽祭」北海道大会に落選した時から「千春・竹田ロード」は始まり、そして1977年「旅立ち」でデビューを果たすが同年8月に竹田ディレクターは急性心不全のため36歳と言う若さで急逝してしまう訳です。二人三脚で歩んできた千春さんは途方に暮れていたが以降、周囲のバックアップもあり個人事務所を設立してきた流れもあるという。などと、ずいぶん簡単に語ってしまってますが千春さんは軌道に乗るまで紆余曲折相当あった事でしょう。ラジオでも熱く語られていたが、この「竹田さん」は、本当に千春さんの中では「恩人」であり「神」的な存在なのだろう。こんなエピソードを千春さんは語っていた。「当時、初めて自分のレコードを出す際に竹田さんの推しに対して会社側は疑念を抱く。何処の何者かも分からない若者が故、当たり前の運びだ。竹田さんは退職金を前借り出来ないか?千春のレコード制作資金に当ててくれ」と言い放つ。最終的に会社側は竹田さんの熱意に押されて千春に投資したのでしょう。但し言い放った竹田さんも相当な覚悟と責任を感じていた事は間違いありません。結果的に竹田さんの目に狂いは無かったと言う事だ。「人は生きて行く中で大きなものを失い路頭に迷う時がある。その時に救ってくれた人や物を大切にしたい」まさに「全国フォーク音楽祭」での落選し奈落の底に落とされた事、それがきっかけとなり竹田さんとの距離が縮まった事。また、恩師の竹田さんの突然の別れの際に支えてくれた周囲の関係者、ファンの面々を今も千春さんは心から大切にしている事が手に取るようにわかる。そんな千春さんが4つの記念日があると語る。なるほど、この4つがなければトップアーチスト松山千春は存在していないのであろう。


              1,01/25  :デビュー記念日
              2,08/08  :ファーストコンサート
              3,08/27  :竹田健ニさん命日

              4,12/16  :誕生日


    往年のファンの方には大変僭越ですが、Liveの感想を書かさせて頂きます。      
         
            月並みですが「素晴らしい」の一言。


CD音源・サブスクなどで聴いてきた以上に…と言うより「生」は、はるかに素晴らしい。
ご存じの様に千春さん独特の奥行きのある澄んだ声量、伸びのある高音、落ち着いた雰囲気のLive進行、そして何より評判通りの「千春MC」この「千春MC」はトップアーチスト多く居れど群を抜いた「楽しさ」と「温もり」がある。残念ながら然程深く千春さんを知り尽くしていない私が「千春MC」に夢中になってしまうのは千春さんの魅力としか言いようがない。一見、ぶっきらぼうに思える話口調も、実は何よりもファンに対して感謝の意を持ち、家族のように接する気持ち、嘘のない真っ直ぐな性格が手に取るように伝わって来る。ファンの方々も正面から「千春愛」を受け取っているように感じた。桑田さん、佐野さん、永ちゃんも其々のファンに対する感謝表現を持っていると思うが、千春さん「ならでは」を感じた一面でもある。また、私は主に初期の楽曲しか知らず、多くは初めて聞く楽曲でした。しかし、この日は普段はやらないような楽曲もやられていた様で周囲の常連ファンは大喜びでした。サザンオールスターズで言えば、三ツ矢サイダーCM SONG「青い空の心」とか「シャララ」あたりでしょうか。私が秘かに期待していたのは昔からイメージを持っていた「フォークシンガー松山千春」つまりアコースティックギターを持ち、終始弾き語る姿を見たかったのです。「松山千春40周年 武道館ライブ」のイメージでした。歌われる楽曲は、「愛情」「友情」「家族」などなど、楽曲其々が意味を持つ歌詞と思いを込めたメロディーラインで構成され初めて聞く者にすら心に響くものでした。


             大空と大地の中ででの一説
「生きる事が辛いとか  苦しいだとか言う前に  野に育つ花ならば  力の限り生きてやれ」
心悩むファンや人々に手を差し伸べる千春さんの思いが真直ぐに響く一説で心に沁みます。

      


以前にも記事でご紹介した事が有りますが、私は現在「自分が若き時代に聞いていたアーチストライブ」を隈なく行ってみよう!という個人的キャンペーンを実施中です(笑)  既に継続的にライブ参戦出来たアーティスト(サザン・桑田・佐野・山下・永ちゃん 等々)は別としても、車やメディアでは聴いたり見たりしましたがライブまではなかなか行けていなかったアーチストは結構いるのです。そんな中の1人が「松山千春さん」でした。念願叶い初めて千春さんLiveに参戦出来た次第です。機会があればまたぜひ参戦したいと考えております。皆さんもぜひ「聴いていたけど観た事ないアーティストライブ参戦キャンペーン」の実施、お奨めいたします!見えなかったものが目の前に広がりこの上ない感動に包まれます!


             本日も訪問ありがとうございました。