【女呼んでブギ】(アルバム:熱い胸騒ぎ 1975/08) 「女 呼んで もんで 抱いて いい気持ち 夢にまで見た Rug and Roll 女なんてそんなもんさ」
言うまでもなく、このタイトルとメインの歌詞、現代の流れに乗せれば「完全コンプラNG」だろう(笑)しかも1977年のヤマハイーストウエスト決勝大会で披露している事などから時代の背景も窺える。しかし個人的な感覚だが、初めて聞いた時も不思議と「いやらしさ」を感じなかった。むしろ体が勝手にリズムを刻む感覚だったように記憶する。そして、コンプラ縛りの昨今においても世間で何のためらいもなく堂々と流れている楽曲だ。おそらく桑田さんの人間性から出る「当り前」を正面から捉えているのだと感じる。歌詞はと言えば何と言っても「夢にまで見た Rug and Roll」だろう。意味は言うまでもなく「戯れる」である。この表現を1つ取上げても嫌らしさと言うよりも楽曲の「ノリ」しか思い浮かばない。まぁ、これは男性から見た視点で時代は違えど当時も女性は良い気持ちはしない楽曲なのかもしれない。しかしながら男性女性問わず好きな人や好奇心の「夢にまで見た Rug and Roll」は同じなのだろう^^
【Let's Take a Chance】(アルバム:NUDEMAN 1982/07) 「熱めのお茶を飲み意味シンなシャワーで 恋人も泣いてる あきらめの夏」
タイトルからして何となく絶望感が走る楽曲だ。何となく視線の合わない恋人同士が語り合う楽曲の様にも聞こえる。歌詞に関してもサビの部分「Darlin' Can't You See? I'll Try To Make It Shine Darlin' Be With Me! Let's Get To Be So Fin」これは女性からの言葉になるのだろうか?簡単に直訳すれば「貴方は解ってますか?きっと上手く行くわよ。私と最後まで…」これも桑田さん独特の「下々ネタ」の表現で捉えれば「貴方は私とは相性がいいのは解ってる?」的な事なのだろうか?しかしどうしても目線が合わず上手く行かない恋人同士を「意味深なシャワー」「恋人も泣いている」などの詩に乗せて表現している様に感じる。直接的に「不仲」を前に出さず詩の世界で表現しているであろう、とても切ない楽曲だ。
【Let's Take a Chance】(アルバム:ステレオ太陽族 1980/07) 「Let's take a chance, Honey Let's make a romance, Baby Can you hear me ?」