Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

〜麗しき昭和の頃⑭〜

訪問ありがとうございます!

想い出せばキリの無い「麗しき昭和の頃シリーズ」です。今回で14回目に成ります。
別サイトブログ内含め温かいコメントなど、ありがとうございます。それぞれ、ご同輩皆さまの脳裏に浮かぶ昭和のシーンや体験・当時の感覚は「昭和の戦士」として「同じ目線・同じ匂い」の中で過ごされて来たのだと思われ大変嬉しく感じたと共に、あの夢の様な「雑だけど温かい時間」は、紛れもなく流れていたんだと、あらためて実感する次第です。今回は幼少期からは成長して我々の蒼き青春時代の「音楽事情」に少しだけ的を当ててみたいと思います。是非最後までお付き合い頂ければ幸いです。


【ラジカセ】
当時を振り返ると「音楽」を聴く事は本当に充実の時でした。今の様にiPhoneでBluetoothなどを通じてワイヤレススピーカーから手軽に聴ける時代ではありませんでした。ラジオやテレビから流れる音楽や喫茶店で流れる「有線」を聴き「おぉ!リクエスト掛かった!」など喜ぶ時代でした。そんな中で若者の憧れの的となったのが「ラジカセ」です。自分の好きな音楽やラジオを所かまわず聴けるのです。特に夏は日焼けした真っ赤な背中・パンチパーマ・そんな出立で大きなスピーカーのラジカセを手に持ち海の浜辺を歩く男子が多くいました。歩きながら掛かる曲は「矢沢永吉・時間よ止まれ」^^また、ラジカセは内臓マイクが装備されており、よく友人と「DJゴッコ」みたいな事もして楽しみました^^「DJ」と言ってもステレオのスピーカー前に座りたわいもない話をする。そして流行の曲紹介などして好きな音楽を入れる…それを誰に渡す訳でもなく友人と聞き直して笑う…(笑)時には「生歌ギター」と称して下手な弾き語りも居れたりした。そんな時にいちいち「ポーズボタン(一時停止)」は大きな役割を果たしていました。何にしても当時の若者には無くてはならない「憧れのアイテム」にラジカセは外せないでしょうね^^

                             


【ウォークマン】
時を経て、ラジカセは歩きながら聞くには持ち運びが不便。(ラジカセを肩にかけて大きなヘッドホンをして街を闊歩する人もいましたが)そんな中で若者の気持ちを鷲掴みにしたのが「Sony Walkman(1979)」これは画期的でした。後に1987年頃、サルがウォークマンを手に耳にはヘットホン、目を閉じた直立で立ちすくむCMが想い出されます。初期のモデルは「ポケットサイズ」までは行きませんが極々小さいスタイルでまさに「walk」移動しながら音楽が聴ける神機。ヘットホンのブルーor オレンジ?の耳当てスポンジが懐かしいですね。但し、当時の技術はまだまだ未熟で音量を上げたまま静かな電車などに乗ると何処かで「シャカシャカ♬」音がして本人はわからずに周囲が迷惑していた事もありました(笑) 今ではBluetoothのヘットホン。音漏れもホボ全くない設計になっているものが主ですね^^
そして忘れてはいけない大切な機能が後には採用されます。「オートリバース」です。電車などでカセットテープのA面が終わると勝手にB面が再生されるという夢の様な機能でた。しかし、その際の音は「ガチャガチャ」と結構な音がしました^^今やiPhoneで何でもできる時代。あの時の移動時における音楽鑑賞の感動や最先端を歩く気持ちはいまのデジタル体験とは違い、新鮮で通勤通学における車窓からの景色も変わって見えた事を思い出します。

           

              写真: ソニーグループポータル より


【カセットテープ・録音】
ご紹介させて頂いた「ラジカセ」「ウォークマン」を聞くためにはカセットテープへの録音が主でした。市販されていたアーチストアルバムのカセットテープを購入するのも良かったですが凡そは友人からLPレコードなどを貸し借りし家でカセットテープに録音してましたよね^^「石丸電気」の黄色い音楽家たちの描かれたものや「新星堂」などの袋にLPレコードを入れ街を歩く中高生が多くいました^^家に持ち帰りレコードに針を落とした時に何とも言えない充実感があった事を思い出されます。お気に入りの楽曲を録音するのには苦労もしました。当時は歌謡曲が流行でTVでよく流れていました。TVの前にラジカセを置き好きな楽曲が始まると同時に録音開始するわけです。楽曲を録音する為に周囲の家族に「録音するから静かにしてよね!」などと言い放ち、録音一時停止状態で「その時」を待ちます。あと少しの所で母が台所で「食器の音を立ててガッカリ」何て事もありました(笑) そしてカセットテープで自分だけの「ベスト盤」を作るのも楽しみでした^^TVで録音したもの、FM放送で録音したものなどを駆使して「ベスト盤」を作る訳です。しかしベスト盤カセットテープは思いがけない最期を迎える訳です。夏などにテープが伸びてしまいラジカセの中で絡まり二度と聞けない状態になり変わり果てた姿で救出されるが聴く事が出来ない情他になり泣いた思い出もあります(笑)

       


いかがでしたでしょうか?
昭和の「音楽視聴事情」はまだまだありますが大きく3つ挙げてみました。大げさに言えばあの「アナログ感覚」があり便利なようで不便なアイテムや手法だからこそ音楽を通じて人間関係や友人関係の枠が広がり楽しめたのだと感じています。「サブスクで一発」も便利で音もよく言うことありませんが手間と感覚は大事にしたいと感じる今日この頃です^^


   
     題名からして何となく怖い感じはありますが?(笑) MICOさんの名曲ですね^^


           本日も訪問ありがとうございました!
    機会があれば「麗しき昭和の頃」また書かせて頂こうと思います。


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