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  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~WBC 陰の立役者~

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                                        WBC侍JAPAN完全優勝!


昨今のSNS・ブログなど、どこを見ても「これでもか!」と言うほど、日夜記事化されました。そろそろ話題も落ち着いてきたので遅まきながら ご多分に漏れず例の如く勝手な「ご意見番」含め記事を書いてみようと思います(笑)「野球好き・嫌い・興味なし・全く興味なし」関係なく斜め読みでも良いのでお付き合い頂ければ幸いです。

                         写真:野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイトより


ご存じの方も多いと思われますが「WBC(world baseball classic)」の概略から簡単に振り返ります。「WBC」はメジャーリーグベースボール(MLB)と関係機構で立ち上げているワールド・ベースボースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催し「野球世界一」の栄光を競う大会である。故に各国チームは当然「メジャーリーガー」が多かれ少なかれ所属し、参加国はチーム全体の温度差(各国における野球熱)はあれど、すべからず「強豪ぞろい」と言っても過言ではないだろう。そして記憶に新しい第一回(2005年 日本:王監督)第二回(2009年 日本:原監督)優勝は我が日本が優勝を果たしている。しかしながらこの当時のWBCは「各国の実力」も疎らで個人的には「優勝」してもピンとこなかった記憶があります。所謂、米国・日本・韓国などの「実力格差の高い数国のみの戦い」的イメージ。実際、現在においても全世界的に見るとまだまだ「野球」というスポーツはマイナーイメージだ。故に各国・実力のある選手はメジャーリーグを中心に野球が盛んな国へ旅立ってしまい自国の「野球発展」には、貢献出来ていない様に感じます。それこそが前文書かせて頂いた「参加国の温度差」であろう。確かにアメリカやキューバ、ドミニカ、日本、韓国など野球の盛んな国は「強豪お墨付き」だが、多くの「世界視野」で見たWBCは「冷めた感情」なのではないか?と察します。サッカーなども基本的には同様だが各国、国内の「サッカー人口、競技の浸透性」と言う意味では比較対象にはならないであろう。また、強豪国以外の選手含めた関係者は野球が盛んな国を横目に「そりゃ強くて当たり前だ」なのでしょう。

                

とは言え、今回の日本チームは「粒揃い」でした。言うまでもない「大谷翔平」「吉田正尚」「ダルビッシュ有」そして「ラーズ・ヌートバー」が加わった海外組。結果的にはこのメンバーなしでは話にならなかったのも事実。個人的には「ラーズ・ヌートバー」に的を当てたい。野球に限らず与えられた仕事を「真摯に真面目に楽しみながら遂行する」とはこの様な人を指しているのだろう。首脳陣が彼を選んだことに非常に頷ける。初めて聞いた時は「なんで? コレ誰? 野球界お偉いの親戚筋?」的に「社会人の嫌らしい感覚」すら覚えたが真っ直ぐなプレーを見て一変した。また場を和ませる事などリーダーシップにも長けていると捉えます。他球団ファンの方には恐縮だが、こんな選手が読売巨人軍に居てくれたらどんなに頼もしいか?と思い老けた次第です(笑) そして最終的には準決勝のメキシコ戦、決勝の米国戦は「打つべく打者が打ち、守るべき投手が守った」と言った理想の結果に成りました!^^今回、大きなポイントを上げるとすれば「参加各国のレベルが低下」ではなく、紛れもなく「日本野球」のレベルが上がった事は言うまでもないと言う事だ。

              

最後に今回の日本優勝について見えない陰の力にも触れておきたい。それはコーチ陣だ。
詳しい方は納得済みだろうが華やかな選手層に隠れ控えめだったが凄い人達揃いだ。帰国時の合同インタビューではコーチ陣からのインタビューで始まった。陰の力に陽を当てる粋な計らいだと感じた。ここでは一人一人の紹介は割愛しますが、一過性の「人気取り」「話題性」など度外視し選出されたであろうコーチ陣。やたら元気でメディア出演の多い「彼」や、一時の活躍による人気の「彼」、名選手だが指導者には向かない「彼」に目を向けず今回のコーチ人選を行った栗山監督の真摯な意向を痛感します。栗山監督ですら今回の「粒揃い選手」には指示・指導と言っても「精神論程度」が関の山だろう。まして「コーチ陣」などは付き人に過ぎない感はある。しかし移動時などに50歳・60歳前後の白髪、年配レジェンドコーチたちが大荷物をスタッフと共に運び練習場では一緒に走る姿を見て選手たちの士気は更に高まったのではないだろうか?また選手にしてみれば自分の親父か叔父の年齢。その様なオヤジ連中が傍に居るだけである意味では緊張・ある意味では安心…と言った様に彼らの存在は大きい様に思うわけだ。私はそのような「陰の力」を強く感じました。サザン楽曲の中に「ひとりひとりの命には意味がある。理由(わけ)がある(曲:BOHBO No.5)」などが頭を過る。栄光や挫折を乗り越える裏には隠れた人格や見えない力が働いているのだろう。そして勿論、彼ら「昭和のレジェンドコーチ陣」は「大谷翔平」をはじめとした時代の流れを肌で感じ自己の立場を弁え「物足りないが、引く所は引く」の精神だったのだろう。心を過るのは この時勢で、今だにやたらと下々に対して「俺の時代は」と…武勇伝を語り続ける年配サラリーマンは学ばなければならない所であろう。


・ヘッドコーチ:        白井 一幸     ・打撃コーチ:吉村 禎章
・外野守備・走塁コーチ: 清水 雅治        ・投手コーチ:吉井 理人
・ブルペン担当コーチ:     厚澤 和幸        ・内野守備・走塁 兼 作戦コーチ: 城石 憲之
・バッテリーコーチ:         村田 善則


      若く素晴らしい素質や実力と共に、見えない陰の力が重なり
          未知の力を呼び勝ち取った栄光なのであろう。


    
      
      まさに「華やかな者の陰で 今動く男たち」なのでしょう。


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