Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~私の一曲入魂 ⑥~

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私の「心に残る一曲」ご紹介させて頂ければと思います。シミジミ聞ける一曲・考え深い一曲などを「私の一曲入魂」として不定期でご紹介させて頂いてます。知ってる方は頷きながら、知らない方も聞き流し程度に お付合頂けると幸いです。


本日ご紹介したい楽曲ですが、桑田佳祐さんの「現代東京奇譚」に成ります。
既にご存じの方は多いと思いますが実はこの楽曲、内容的に非常に重い内容の楽曲なのです。メロディーラインも「切ない・やりきれない」と言ったオーラがとても滲み出ているように感じます。梁石日の長編小説「闇の子供たち」を社会問題を取り上げ斬新に切り込んだ作品で有名な阪本順治監督が映画化した作品である。
               

              写真:闇の子供たち (幻冬舎文庫) | Amazonより


内容は東南アジアなどで知られる「幼児売買・臓器密売」など罪のない子供たちが安易に金銭取引されてしまう実態にフォーカスされる。この様なダークな内容を桑田さんが主題歌として書上げた楽曲が故、改めて歌詞を聴き返すと思い深いものがある。「淋しくて淋しくて魂(こころ)に死化粧 今は亡き面影が泣くなと呼び掛ける」などの歌詞は切実だ。現代日本では考えられない事が他国の闇では繰広げられている事実を桑田さんが世に訴える如く語っているところが印象的だ。どんな時代にも大人のエゴや我儘で罪なき子供たちが犠牲になっている事は避けられぬ事実。意味も分からず死へと導かれる子供たちを、世の中のまともな大人たちが本気で何とかしなければならないのであろう。ライブなどで聴く楽曲の「現代東京奇譚」ではなく「現実を語る歌詞目線」で聞いて頂ければ幸いです。


     


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