Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~サッカー日本代表~

こんにちわ!

「世間のリズム」?に乗り ?(笑)「カタールW杯・日本代表の活躍」について書き残しておこうと思います。既にご存じの様に今回のW杯優勝国はアルゼンチンでした。フランスの連覇はなりませんでしたね。日本代表は残念ながらベスト16で敗退してしまいましたが、日本中が揺れた数週間でした。岸田政権の元、国民の足並みが揃わない感が拭い去れぬ今日この頃「なかなかどうして日本国民も目線を合わせて前を向けば目線は揃うじゃないの」と感じる事が出来た数週間でした。毎度の如く「斜め読み」でも良いので、お付き合いください。

      


     今回のカタールW杯にて日本代表の活躍が大変な事になりました。
W杯と言えば私たち「昭和戦士」たちには記憶に新しい1994年「ドーハの悲劇」がある。現、日本代表監督 森保さんも出場していたアジア予選。「ここで勝てばW杯」残り数十秒でイランに同点にされW杯は夢と消えたわけです。更に遡る所、1974年に西ドイツで開催されたW杯。決勝は「ベッケンバウワー」「ゲルト・ミューラー」が活躍する開催国である西ドイツ(当時は西ドイツ・東ドイツ)と「ヨハン・クライフ」のオランダが激突。2-1で西ドイツが優勝し世界を沸かせた事は、当時の「サッカー小僧」の心に焼き付いた事は間違いない。adidas・pumaなどのスポーツブランドが日本に浸透してきたのもこの頃かと思います。これを読んで頂いている当時の「サッカー小僧」は懐かしさも一入の事でしょう。^^そして当時、W杯に日本は辞退してるのか?と思われるほど無関係でした。(苦笑)


さて、様々な当件(W杯・日本代表ネタ)についてマスコミ・TV・報道など見かけると「今の日本代表はレベルが上がった」「ドイツ・スペインに勝つなんて奇跡」「森保監督采配が的中!」的な話題が主になります。まさに日本代表のレベルは上がり今まででは考えられない躍進と一昔ではあり得ない事が現実的にカタールで勃発した事は間違いないですね。
ここでは、他ブログや世間メディアで一般的に取り上げている「歓喜記録」はさて置き、既にマスコミなどでは取り上げられている「貢献の裏側と少しだけ各ゲームの振り返り」を
「ご意見番的」に触れ「今の日本代表・強さ」を探ってみたいと思います。

     

              写真:中日スポーツ・東京中日スポーツ 2022年11月24日 00時15分より


まず、ご存じの様に今回の日本代表チームは26人中、19人が海外で活躍している選手だ。一昔は選手も応援する国民もサッカーにおいて「ドイツ・スペイン・ブラジル・アルゼンチン」チームを「異国の違う動物?生き物」として見ていたのだと感じる。ところが「今回の19人」にしてみたら同じ釜の飯を食う「友人」であり同世代の「人間」なのだ。いわば幼い頃からサッカーをやり青春時代をサッカーで埋め尽くした者同士と言う訳で、そこに「外人」も「違う生き物」などの意識は当然薄くなります。「サッカーの上手い凄い友達」でしかないのだ。何なら大会後、海外チームに戻れば同チームメンバー同士「恋バナ」や「女子には言えぬ?男子特有の会話?(笑)」等もしている「同類の若者・仲間」なのだ。この辺の感覚は「ドーハの悲劇」の頃は勿論、海外組が少ない以前の日本代表選手には到底ない発想や感覚であることは間違いない。もちろん他国の凄い選手には一目置いた警戒や脅威を感じていると思いますが、少々乱暴な例えだが分かり易く言えば国混合の「紅白戦」を行っている感覚はあってもおかしくはない。「うぁぁ今回の紅組はアイツがいるんだ…手強いぞ」的な感覚でしょうか。逆に「ドイツ・スペイン」の選手も同じような感覚で日本代表を見ている感は大いにあるでしょう。つまり周囲が感じるプレッシャーや圧力は違う色なのかもしれないという仮説です。但し「強い紅組」は何処まで行っても「強い紅組」です。紅組メンバーは「白組」に対して自信を持つのは必然と言えるでしょう。昔にはないこの感覚こそが「勝てる日本代表」の原動力になっているように感じる次第です。どれだけ現日本代表メンバーが「強豪国」と近い生活感・接点を送っているかは以下の海外インタビュー動画を見て頂けるとイメージが湧くと思います。「各国語を話せるから強い」のではなく会話ができる=価値観や考え方、目線・親近感は同類と解釈してもおかしくないと捉える訳です。ご紹介はメイン数名ですが殆どがこんな感じです。「ドーハの悲劇」の頃?またはその以前に、こんな選手層は居なかったわけで、日本国内の「方言」が飛び交ってたくらいでしょう^^
     


             【予選3試合について御意見番】
あくまでも私的感覚ですが、スペイン・ドイツのスタイルは「プライドを持った攻め」が売り。これはサッカーの超盛んな「ヨーロッパスタイル」と言っても過言ではないと解釈。コスタリカは「守りを基本としワンチャンスで得点」する手堅いスタイル。スピードと攻撃が得意な現日本代表にはカウンターの取りやすい「ヨーロッパスタイル」の方が圧倒的に相性が良い。現日本代表における前文の「同類の若者・仲間」論も手伝い優勢に試合を運べた。しかしコスタリカに対しては…「格下だしいつでも点は取れるだろう」という過信があった事も事実。コスタリカは持前の「ダラダラゲーム」に持ち込み日本代表はコスタリカの呪文に掛った様に、気が付けば後半に1失点を失い試合終了のホイッスルを聞く事に成る。所謂、「思うつぼ」だったわけだ。そしてベスト16のクロアチアは「攻撃型だが守りも堅い」つまりバランスの取れたチームと言えよう。またクロアチアは「個の力」にも優れチーム力+個人技にも見張るものがある。その点は、残念ながら日本代表には欠けるものも見受けられた。そして最後にPK合戦となり敗れる訳だがこれは国柄のマインドかもしれない。表現は適切ではないが「試合後のロッカールーム」日本:おかたずけ・海外:清掃員の仕事が無くなるのでゴミは床に捨てる… どちらが正解とか?と言う事ではない。この感覚は生まれた環境において育つ性格でもある。つまり緊張や感覚・自信の色も異なるのだろうと私は推測する。その結果が、あのPK合戦の結果として表現されたのだと勝手に思い込んでます。


最後になりますが、この「クロアチアチーム」にはピッチ外でも学ばなければならないアクションがあると捉えました。「相手チームへのリスペクト」だ。クロアチアは日本戦で着用のユニホームに自国国旗と日本の日の丸を並べたユニホームを着て試合をしていたのある。
他国との試合の際も同じ様に対戦国の国旗と自国国旗をプリントしています。詳しい意図・話は別として、これは勝負の世界とは言え選手は勿論、クロアチア国民・関係者も相手チームを称賛しリスペクトしていなければ出来ない行動でしょうね。表面上の事かもしれないが、この様なマインドこそが国風として染み渡っているのだと想像しました。試合終了後も項垂れる日本代表の肩を抱き「激戦を終えたら仲間」なのだという姿勢が垣間見る事が出来た。日本には明治維新の頃より「勝てば官軍負ければ賊軍」という言葉がある。この言葉こそ日本の視野を狭くしている感すらある。勝負の世界とは言え、こういった側面からも「W杯準優勝(前回)」をする国は一回りも二回りも我が国を上回っているのかもしれない。

      

          写真:中日スポーツ・東京中日スポーツ2022年12月6日 10時54分より


            
             本日も訪問ありがとうございました!