Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~音楽はタイムマシン~

訪問ありがとうございます!

       最近、日常の中で「音楽」を聴きながら思う事があります。
もちろん自分の好きなジャンルが主にはなりますが中には歌手の方や背景なども分からずメロディとして耳にして「懐かしいなぁ」とか「良い曲だなぁ」と感激したりもします。


昭和を生きた御同輩なら頷いて頂けると思いますが一昔は「歌番組」と言えばご存じ「ザ・ベストテン」が有名で歌謡曲が主でした。また大晦日の「紅白歌合戦」も当時は非常に人気の高い「歌謡番組」でした。今や長いだけで盛上りに欠ける様に感じるのは私だけでしょうか? とはいえ大晦日と言えば「紅白」の世代なので、どうしても見てしまいます。(笑)
少々横道逸れましたが音楽は不思議なもので、その楽曲が流れると「その時」に気持ちの中で戻れるような感覚に陥ります。これは「好き嫌い・好む好まない」などの感覚とは別に、その時その時の感情や状況・環境などが脳裏にいつまでも存在しているのでしょうね              

     

私の場合だとポールモーリアなど好きな訳ではありませんが「恋は水色」などを耳にすると幼い頃の自分に気持ちが帰ります。由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」、ちあきなおみさんの「四つのお願い」のメロディーも妙に心が落ち着きます。1966年から1987年に、日曜日の朝にラジオから流れていた「不二家歌謡ベストテン」司会は当時人気のあった「ロイジェームス」。帰って来たヨッパライ(ザ・フォーク・クルセダーズ)ケメ子の歌(ザ・ダーツ)風(はしだのりひことシューベルツ)などの楽曲も日常の中で自然と耳の中に入ってきました。その他にも少年期に耳にしていた楽曲は「何ら心配の無い少年期」が故の?気持ちに帰れるのだろうと解釈します。勉強は嫌いでしたが「不安やストレスなど無い時代」であったため、心地の良い心の風景が脳裏に焼き付いているのかもしれません。


少し成長し、中学校~高校辺りに成ると言うまでもなく歌謡曲・ニューミュージックなどの嵐が押寄せ、友達との旅の思い出や恋愛など様々な青々しい想い出毎に、その日その時の楽曲があり、その楽曲が流れる度に「ふわぁ」っと一時的にその時間軸に戻り感情や感覚、状況までも戻る事が出来るんですよね。そうです、あくまでも「瞬間」ですが。今の世の中では「タイムマシン」など存在しませんが「脳裏内のタイムマシン」と言っても過言ではないと思います。既にこの世を旅立った人々、音沙汰がない知人・友人、付き合っていたが別かれた彼氏・彼女、何しろ現実的には対面して話す事や触れる事の出来ない人に一時的に脳裏の底で触れる事が出来るのが「音楽であり楽曲」なのかもしれません。実際には会えない事が前提ですが、会いながら昔話をするよりもリアリティがある様にも感じてしまいます。

       


また「よく聴いていた曲だから聴くと当時の様々な事が思い出される」と言う事は勿論ですが冒頭にも触れましたが「知らず知らずの内に耳に入り脳裏に焼き付いている一曲」と言う楽曲もありますよね^^メロディとして脳に入れてるのでしょう。その楽曲を聴くと、この時代・あのシーンに戻れる…これは凄い事だと思うわけです。好きでもない・興味もないけど歌える楽曲なのでしょう。またまた、少々話はそれますが、先日のNHK SONGSで「藤井フミヤ」さんがゲストで語っていました。「ポップスって1番売れた楽曲が凄いのではなく誰もが自然と口ずさめる楽曲が凄い楽曲だと思う」的な内容。例えば坂本九さんの「上を向いて歩こう」。そうです、あの「♫上を向いて歩こおぉぉ ♫ 涙がこぼれないよぉぉに♫」あれです。おそらく、読んで頂いている方10人/10人口ずさめるのではないでしょうか?しかしCDやレコード音源など皆さん持ってますか?と言えば「持っていない」が大半なのではないでしょうか?また年齢層も老若男女、大枠が言わずとも口ずさめるのではないでしょうか?大げさに言えば昭和から現在までの「口伝」的な感覚で耳で聞きながら日本人が受け継いできている「歴史」でもあるのでしょうね。素晴らしい事だと思います。
     
        
       何はともあれ本日のタイトルである「音楽とタイムマシン」
最近、桑田佳祐さん、佐野元春さん、ユーミン、矢沢永吉さん、浜田省吾さん…様々な大御所が若い頃に奏でていた楽曲を聴くと無性に40年~50年前の感覚に戻ると共に あらためて「少々貧しい昭和時代だがこの時代に生きられて良かった」と実感している次第です。


皆さんの「楽曲タイムマシン」は何という曲ですか?^^


本日もありがとうございました!!