Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

〜あゝ読売巨人軍〜

訪問ありがとうございます!


今日は少々、私が贔屓とするプロ野球・読売ジャイアンツの話題にお付き合いください。
アンチの方も含め斜め読みして頂ければ幸いです。今年の日本シリーズは、ご存じの様に阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝きました。内容的にも完璧な日本一だと思います。
若手も育ち常勝軍団として数年は好成績を残す事でしょう。さて、当方読売ジャイアンツはどうかといえば結果セリーグ連続4位。原監督は辞任。阿部新監督は記者会見での「来年は「アレ」では無くて「アベ」で」‥‥とファンは笑えない微妙なジョーク。今年を振り返れば何とか・かんとか3位に手は届くか届かぬかが精一杯の実力。仮にギリギリ3位に上れていても今のチームでは「日本シリーズ」はおろか「クライマックスシリーズ」での白星は到底期待できない事も肌で感じ「ならば潔くここまで!」と解釈した方が分かり易いと感じました。そんな意見に同調されるファンも多いと感じます。さて繰り返しですが^^プロ野球・読売ジャイアンツに興味の全く無い面々、他球団ファンの方、アンチ様含め少しだけ、お付き合い頂ければ幸いです^^

         

                     写真:iza(イザ!)産経デジタルより


全てのプロ野球ファンではありませんがよく聞く話は「ジャイアンツが強くないとプロ野球はつまらない」との内容。これは他球団ファンが「ジャイアンツに優勝してもらいたい」事では無く「打倒ジャイアンツ」がイメージ的に強いのだろう。「常勝の強い相手を叩き潰して優勝だ!」というモチベーションが昔ながらに働くのかもしれない。そんな神話も昨今は消えつつある。ジャイアンツは昭和の頃から様々な場面でお茶の間に登場していたのだ。夏は毎夜TV中継で「巨人戦」漫画アニメでは「巨人の星」「侍ジャイアンツ」お菓子では「ナボナはお菓子のホームラン王です」飲料水では「オルナミンC」…とにかくあちこちで読売巨人軍は名を馳せていたのです。小学校でもジャイアンツの帽子をかぶる少年が圧倒的に多く「巨人・大鵬・卵焼き」は、あまりにも有名な言葉。特に王貞治・長嶋茂雄などいわゆるO/Nの人気は最たるもので日本の少年心を鷲掴みにしていたと言えよう。ドラフトや選手獲得も優位性を保ち運営をしてきた様にも感じる次第です。巨人ファンさえも首を傾げると言われている、俗に言う「江川卓問題」が有名。そこまでするのか?と疑ったものです。


そんなジャイアンツ、時の流れと共に「メディアの変化」や「厳正なドラフト制度」「地域別のファン離れ」などにより公平なチーム作りがプロ野球界に浸透化され「常勝球団」は「普通の球団」へと様変わりしたように捉える。一方で他の球団も「地元ファン」増大などもあり全ての日本プロ野球球団は「公平なスタートライン」に乗ったのだと思います。


また、現在、ジャイアンツの選手層は投手陣を除き見れば見る程、宝の山。その「宝の山」が生かし切れていない事が問題。紙面上などでも「ジャイアンツ首脳陣の問題」をあからさまに提示している。ある意味私も賛成だ。技術的な面はさて置き選手一人一人が「個人経営者意識」が強い気がする。つまり「チームワーク性に欠ける」のだろう。今回の日本シリーズ第5戦の8回、ピンチでオリックス宇田川が打たれ交代する宇田川に対して相当数がマウンド上、ベンチ内で彼の背中を宥めリスペクトが滲み出ている。少なからずジャイアンツにはこのマインドが欠ける。これも「伝統」あるが故の「金縛り」なのでしょう。打っても守っても「個人技」に優れた集団は得点を挙げる時は大量得点。「意思の疎通」が無いので目線が合わず逆転負け。チーム内意思統一がされてない集団が故、勝てない。この縛りを解消するには「強い指導者」「象徴的指導者」の配置が必至なのだろう。そんな課題を背負いながら阿部新監督にバトンは渡った。そして彼がやり易そうな若いコーチ陣の変革と共にだ。彼の可能性は未知だが答えは直ぐに出ると捉える。ファンの私が言うのも心苦しいが、高橋由伸監督の時と同様、1年目はダメで当り前。2年目で眉間にシワ。3年目を終えて「やはり名選手名監督にあらず」などで閉幕す事がプンプン匂う。しかしながら該当者が居ない台所事情も困ったものだ。つまりは伝統的考えの「生粋巨人メンバー」などはキッパリ捨てて、地面を揺らす存在感、選手各人が「自分」を見てもらいたいと思うカリスマ的人格、優勝への執念…具体的には(故)星野仙一氏くらいの人間力・存在感やオーラの持ち主が必要だと感じる(残念ながら巨人に強いライバル心寄せる星野氏は天国で断ると思うが(苦笑)企業経営も経営層・管理職層なら賛同して頂けると思うが、同じ事が言える。企業の躍進や1歩前に出る企業の上層部には学歴など関係なく存在感ある信頼のカリスマ的リーダーが必要なのだ。背中を見て一丸となるオーラ・雰囲気が、勝利の匂いを呼込むのだと私は思っている。

      

        このバトン渡しが見たかった!^^     写真:BASEBALL KING より


冒頭書いたようにプロ野球界は球団運営・ファン数・実力、全てとは言わないが「12球団、公平なスタートライン」に確実に乗っている。古き良き時代の「巨人・大鵬・卵焼き」時代など消え去ったのだ。「正力松太郎」の残した言葉「巨人軍よ紳士たれ」など寝言は捨て「巨人軍よ紳士心は捨て、泥臭く勝ちに拘れ」でよい。「アレ」でも「アベ」でも良いが?(笑) ここ数年は間違いなく低迷するであろうジャイアンツ。良く見積もって3年後を目途に大変革を行いペナント・日本シリーズでの優勝シーンを見たいものである。


      
               やはり栄光の男が居ないとダメかなぁ…


              本日もありがとうございました!