Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~熱闘・甲子園~

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日本の夏の風物詩、全国高校野球選手権大会が阪神甲子園球場で開催されています。今年で104回大会と言う事で100年以上もの間「野球」というスポーツに高校生が歴史を作ってきている訳です。開会から閉会までの2週間前後、まさに国を挙げNHKが朝から晩まで放映し、野球少年の夢や夏休みの野球好き殿方たちの憩いの場になる事でしょう。^^


        

読んで頂いている皆さんも高校時代を振り返ると「高校野球」に何かしら触れていたのではないでしょうか?「甲子園出場校出身」であればもちろんですが、男子校・女子校・共学校、環境は違えど「近所に強豪校があって応援した」「親戚の子が甲子園に出場した」「友達の彼氏が〇〇高校で甲子園に行った」等々、野球などわからぬ方も分かるのが「甲子園であり」様々な経験や体験が織り交ざっているのが「甲子園」なのだと思います。


東京生まれ千葉県育ちの私にとって「甲子園」と言えば一押しの強豪校は何と言っても「習志野高校」「銚子商業」。また東西東京強豪校と言えば「(東)帝京高校」「(西)早稲田実業」あたりでしょうか?時代は変わっても甲子園のスコアボードには出てきてもらいたい学校ですね^^他都道府県につきましても「歴史的有名強豪校」はその都道府県の代名詞となるべく知名度を誇っていると言っても過言ではないでしょう。石川県と聞くと「金沢」「のどぐろ」「輪島塗」などですが「星稜高校がある県だよ」と聞かされるとピンと来たりするわけです(笑) 兎にも角にも「高校野球」は日本中に浸透していると言う事でしょう。


その一方で、これも昭和の歴史的に慣らされた歩ですが私学・強豪校に成れば成るほど「特待」扱いなどによる、選手の出身地が全国バラエティに富んでおり極端に言えば「全国高校野球選手オールスターズ」的になっている事も事実なのですね。全てか否か別として「公立」は凡そ制度を使えずに「ウチの高校を受験してください」程度しか活動出来ないのが
現実でしょう。しかし昨今の高校生も異なる発想を持ち「特待で入学してもケガなどで退部に成ったら肩身が狭い」「そこまでして自己偏差値より低い高校行っても将来が不安」「公立の強豪校に受験して野球がしたい」という発想を持っているようだ。「野球一筋・勉強嫌い少年」は特待オファーが来れば入学する選択、これもまた正しい選択であると思います。

             

また「指導者」つまり監督においては、どうでしょうか?
よく「名将〇✕監督のもと」と聞きますが、高校野球は監督の「練習指導」によって左右される確率は大きいのでしょうか?一概には言えませんが、辛口に答えは「NO」だと考えます。冷めた感覚で恐縮ですが実際、野球経験のない教師が甲子園に監督として出場した事例まであります。まぁ、高校野球に限った話でもないですね。但し、経験則の豊富な監督は「ネットワーク」を持っています。選手への入学オファーや対外試合の設定、高野連への発言などでは効力を発揮することでしょう。その相乗効果は大いにあるものと思われます。
学校側が そこ狙いの起用、つまり「オン ビジネス」と捉えた場合は間違いではないでね。


しかし、どうしても「野球指導」においては「声が大きく迫力がある人」止まりだと個人的には感じる印象です。冷めた発想ですが「人財を集める術」と「周囲との連携術」があれば、あとは全国から集まった一流選手たちがセンスを発揮すると言う推測です。裏を返せば、それも学生スポーツの活力であり観る者を魅了する大切な根源なのかもしれませんね。


例が外れすぎですが現日本ハムファイターズ監督、新庄氏も彼は「広告塔」としての役割で「指導者」ではない事を球団側も球界誰しもが感じている事でしょう。様々を考えると高校野球やインターハイ、学生スポーツ全般的に学校や指導者・生徒に「全てが無垢で純粋であれ」とは言わないが何とも言えない違和感は歴史含め拭い去れない気がしますね。まぁそれも含め「熱闘」なのでしょう。学生スポーツ運営の仕組に拍車が掛からぬ事を祈ります。


       ともあれ、連日の熱戦を繰り広げる高校球児たち。
      「一球に一打にかけて 青春の讃歌をつづれ」である。
                   大会歌「栄冠は君に輝く」より



栄冠は君に輝く ~全国高等学校野球選手権大会の歌~


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