Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

〜浜田省吾と共に ②〜

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今日は先日見ました「浜田省吾  A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988」劇場版の記事を書かさしていただこうと思います。劇場によるライブ・コンサートの鑑賞は、実物のライブとは異なるが、今の音響装置、観客の歓声やライブ音源が見事に表現され、感動の渦に巻き込まれる。入場料は3.000円と少々高めだが昨今の配信ライブなど5.000円前後のものもあり、劇場ライブ鑑賞とはこんなものだろう。その分、本番さながらのライブ感を味わえると思うと安い。(配信ライブの場合は家庭用TVでの鑑賞なので少々、臨場感に乏しいが何人で見ても5.000円前後なのでお得感はある)

                           写真:SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITEより


さて、このライブは浜省が1988年、当時では桁違いの55.000人を動員した静岡県浜名湖畔の「渚園」での野外ライブを映像化した作品であり貴重なライブ映像といえよう。浜省ご本人は当時35歳前後。名実共に最高潮の時だ。今では60歳後半〜70歳であろうサポートメンバーも若く否が応でもでも「時間の経過」を感じた。そして、この10年後、我がサザンオールスターズも「1998 夏 サザンオールスターズ スーパーライブ in 渚園 モロ出し祭り 〜過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ〜」 を50.000人を動員し開催した あの「渚園」だ。スクリーンでは、35年前の映像が目の前に広がると共に浜省の馴染みの楽曲が繰り広げられた。中でも中盤に差し掛かる辺りで「丘の上の愛」が流れると、劇場では涙ぐむ人の姿もあった。私自身も35年前の自分を思い浮かべ、一時だが「タイムトラベル」したような思いであった。おそらく劇場に足を運ばれた ご同輩は、当時20代~30代の頃に体験した事だろう。昨今は、Z世代などと言う呼び名を若者つけているが、まさに当時の我々は「昭和のZ世代」と言っても過言ではなかったのかもしれない。当時の日本では明治・大正生まれの諸先輩たちが、まだまだ君臨していた時代、我々は「近頃の若者」に違いなかったと言えよう。
     


また、スクリーンに映し出される客席。「そういえば、皆あんな髪型・ファッションしてたよなぁ」と振り返る。男子は「デザインパーマ」或いは「パンチパーマ」が伸びた真ん中分け、所謂「としちゃん(田原俊彦)ヘアー」女子は「聖子ちゃんカット」の名残、ファッションはウエストが高めのジーンズにウエスタンベルトそして、Tシャツを「IN」。これはステージ上の浜省も同じであった。当時「尾崎 豊」もステージでは そのスタイルであった事を思い出す。使用しているアコースティックギターにも時代を感じた。今も根強い人気を集めているが、当時人気の「オベーション」を使用している映像が流れ、これまた「時の流れ」を感じた。こちら「オベーション」も尾崎豊がステージで使用していた事を思い出すと共に、尾崎豊の様々な懐かしい唄をも思い出させてくれた。彼も生きていれば「本物」の仲間入りをしていたミュージシャンに成長し、多くのファンを集客した一人なのであろう。


最後に成りますが、この劇場Liveにはサプライズもあった。当然ファンの皆さんは事前に把握していたと思われますが、当時のチケットを模した数量限定 「渚園メモリアルチケット」を配布している。またブロック指定(座席位置)にはステージセンター正面・絶好のエリア「A-4」がプリントされ、プレミア感を感じる事が出来る。これもまた劇場Liveならではの演出でありサプライズである。考えてみれば、昭和の頃のライブチケットなどは全て紙チケットで入場口で「もぎり」にて入場していた。当然、このような大型ライブであれば、全てがアナログが故「ダフ屋」などが横行していた事は間違いないだろう。まぁ、良くも悪くも・ソレもまた「昭和の風情」なのだろう(良い訳無いですね 笑)

          


気の早い話ですが今年の「ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the "JUKEBOX"」ツアーは既にファンクラブ内で抽選も行われ、各会場ごとに先行発売が開始されている。浜省に限った話ではないが、まだ半年前後先の話だが衰えを知らない「本物ミュージシャン」については当たり前の事なのかもしれない。


            本日も訪問ありがとうございました!