Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~あゝ甲子園~

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日本の夏の風物詩「全国高校野球選手権大会」もいよいよ大詰め。
おそらく皆さんも、この時期ともなれば元高校球児はもちろん「気の遠くなるほど前に通っていた?^^「昔の母校」や「近所の甲子園常連高」を想い出し、好きな方は「ガッツリ!」無縁の方も「さり気無く」気にしたりするのではないでしょうか?^^昨年も同様の記事を書かせて頂きましたが今回も「今回大会」の優勝予想だの有望選手などの話題は専門性高きブログさんで確認して頂くとして「夏の甲子園」つまりは「全国高校野球選手権大会」についての少々違う角度からの呟きにお付き合い頂けたら幸いです!
     


さて、「全国高等学校野球選手権大会」第一回大会は「全国中等学校優勝野球大会」として1915年(大正4年)に開催され現在の様な華々しさなどカケラもなく当時は「草野球」程度の様子だったのだと想像します。まさに町内野球大会のイメージを感じます。それから108年という年月が経過し毎年、全国3500前後のチームが参加し鎬を削り聖地、甲子園を目指す訳です。言うまでもなく各地域の「強豪校」は「色黒の恰幅の良い知名度のある監督」の元、全国からトップ選手たちが集結し選手寮はもちろん学校側も「プロ野球」「社会人野球」さながらの設備を整えている。そこで選手たちが目指すのは凡そ「野球人生の道標」なのだろう。打って変わって地方予選では当然、一般公立高校・一般私立高校の野球部もトーナメント表には名を連ねる。何なら部員が少ない学校同士がタッグを組み「◯×連合」として出場する場面も多くなってきた。そんな事を加味すると皆が「甲子園」を目指いしている訳ではない。「予選まず1勝」が目標の学校もあるのだ。「予選まず1勝チーム」と「甲子園出場・優勝目標チーム」この距離感・実力の差は言うまでもない。これは「高校野球」に限った話ではないが何と言っても「日本の夏の風物詩」一定期間に国営NHKが朝から晩まで全国放送を行う様々な角度から見て影響力絶大であり、他の高校スポーツ・インターハイ試合など比較にならぬ程、注目度も遥に異なり民衆への映り方も明らかに違う「夏の高校野球」な訳です。「春の甲子園」は「強者選抜」なので分からなくもない。ともあれ、弱者が強者に勝利する意外性、強者・弱者も「一緒くた・シード制トーナメント」という滑稽性?も含めたイベント。これが「夏の高校野球」なのだろう。しかしながら「一般高校、一般高校球児」にも「予選の負けた涙」「美談」だけでなく「甲子園」に絡められる様なポテンシャルの吸出し、チャンス、陽が当たる場面や機会が創れる事を期待したいと思いますね^^


                 

一方で昨今の「甲子園出場校」を見渡すと前段で書きました所謂「色黒の恰幅の良い知名度のある監督」が「私はコレ(高校野球)で飯食ってます!」と言わんばかりに選手よりも目立っている傾向も何となく薄れてきた様にも感じます。良い事ですね^^そして選手達も、野球部定番の「坊主頭」ではなく何なら今時の「ツーブロックカット」的なシュっとしたヘアスタイルの選手などのチームも意外に多く見受けられる^^そんな些細な高校野球の一コマにも時代の流れを感じます。また、高校野球に限った訳ではないが「練習中は水飲むな!」「うさぎ跳びで校庭50周!」「良いと言うまでグランド走ってろ!」…昨今は「昭和の運動部の影」など微塵もないのかもしれませんね。あれは何だったのでしょう(笑)戦後の軍隊気質の名残だったのでしょうか;; 何もわからず「これが当り前だ」と信じていた「我々昭和学生」の健康と気迫を返してほしいモノです(笑)


また別の切り口ですが「甲子園出場」と言っても喜ばしい話ばかりではありません。
リアル体験された「保護者」「生徒」さんもいらっしゃるかと思いますが、優勝しようが一回戦で負けようが甲子園出場校は開会式から決勝戦までの数千万単位の資金調達「目途募金活動計画」「目途募金活動計画」を学校事務局は展開する訳ですね。全校で行こう!いやいや3年生だけでいいでしょう?3回戦以降は1年生も加えよう!などなど、これは学校によってシステムや対象が変化すると思いますが「資金調達」は避けては通れない道でしょうね(例:全校生徒対象一口10,000円~以上?等々様々)野球部員の両親、ましてやレギュラーの両親や関係者はもろ手を挙げて10万でも20万でも出すでしょう。しかし運動部・野球部とは程遠い保護者は、この物価高、項垂れる方も少なくない(笑)そして一般生徒だ。こちらも学校毎に様々な規定を設けてると思いますが基本は同じでしょう^^本来なら楽しい夏休み。それが新幹線やら飛行機、大型バスに揺られ阪神甲子園球場までの長旅と灼熱の中での応援です。勝ち進めば進む程に「夏休み」は遠く短くなってゆく訳です。仮にその分を9月に休みを延ばされても遊びたいのは「真夏の太陽8月!」なのです!なんなら「修学旅行とします!」などの噂も聞いた事もあります(笑) もちろん「友情の証!絶対に行きたい!」生徒も居ますが「ため息交じり」の生徒も少なく無いでしょう^^これも青春の一コマ。良い思い出にはなるでしょうけど「ため息交じり」の生徒にとっては憂鬱極まりない事なのでしょう。逆に言えば甲子園常連校・強豪校ではない「予選まず1勝!」のチームには経験の出来ないストレスなのかもしれません。最後は夢の無いお金や大人の感覚・裏話的な処にも触れましたが、やはり夢の甲子園!昨年同様の言葉だが選手たちは「一球に 一打にかけて青春の 讃歌をつづれ」である。
      


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