Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

〜麗しき昭和の頃⑥〜

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「麗しき昭和の頃」も早いもので6回目を書かせていただきます。過ぎ去りし尊い日々、滑稽だけど輝いていた日々、昭和をご同輩の皆様と振り返られればと思います。今までは比較的「小中学校時代」にフォーカスしてみましたが、今回は1980年前後の「流行りファッション」に的を当ててみようと思います。良し悪しは別として私は昨今の若者ファッションは客観的にはなりますが「個性はあるが流行りが無い」様に思います。「ソレの何が悪い?」と言われればそれまでです(笑)1980年前後は「コレ」と言うものが流行ると「感染症」的に広がっていた様に記憶します。つまり「猫も杓子も」でした。そんな当時の流行りファッションを抜粋にて記事にしてみようと思います。今回も思い溢れ?少々長くなりますが、古き良き昭和を振返り、最後までお付き合い頂ければ幸いです。


【アイビールック】
「アイビールック」は1950年代にアメリカ(東海岸)名門私立大学の通称「アイビー・リーグ」の学生を中心に流行したとの事。短髪に七三、ポマードで髪を固めボタンダウンシャツにストライプ細めのネクタイ、エンブレム入りのブレザーを羽織りコッパン(コットンパンツ)を履く。靴はローファー辺りでしょうか。そうそうリーガルの「ボーリングシューズ」も流行りましたね~^^「漫才ブーム」の時に「ザ・ぼんち」が2人ともアイビールックで漫才していた事は記憶に新しい所です^^繁華街などを歩けば多くのアイビーがグループで行動していたのを覚えています。日本は「アメリカ流行の影響」が多い事で有名ですが「アイビールック」は、その代表的アイテムの一つだったのかもしれませんね。私も「頭の先からつま先まで」とは言いませんが「ブレザーエンブレム」などは流行に任せて着ていた頃もありました。今では「プロゴルフツアー」などの優勝者に表彰式などで贈られている場面ではよく見かけますね^^現代では、街中で闊歩する「アイビーお兄さん達」を見かける事は無いに等しいようにも感じます。もちろん現在も着こなしておられるご同輩やアイビールックファンの若者もいるのでしょうが当時ほどではないのは確かでしょうね。

        

                         写真:MEN'S EX ONLINE より
【ハマトラ】

「横浜・元町生まれのトラディショナル」これを聞いただけでサザンオールスターズの「シャララ」を思い浮かびます。歌詞と「ハマトラ」は結びつきませんが「♬ヨコハマじゃトラディショナルな彼のな♬」これも「ハマトラ」から来ているワードなのではないでしょうか?^^さて「ハマトラ」と聞いてピンとこない「ご同輩女性」は少ないのではないでしょうか?1975年以降から1980年代にかけてOL・女子大生などの間ではかなり流行っていたと思います。当時は「とんねるず」の番組「オールナイトフジ」が大流行していて番組は女子大生で構成され「女子大生ブーム」でもあった時代ですね。何しろ秋冬はポロシャツの上に「フクゾー」のトレーナーを着て襟を出し、タータンチェックの巻きスカートをピン止めする。そして決め手の「ボンボン」が付いていているハイソックスに「ミハマ」の靴、「キタムラ」の鞄でした。当時の人気絶頂のアイドル「松田聖子」なども「ハマトラ」の流行を身に纏っていたと思います。とにかく当時の若手男子目線で語れば「ハマトラ」ファッションを見れば「彼女にしたい」とまで邪な感覚を持っていた輩は多く居た事は間違いないでしょうね(笑) こんな事から交際が始まり現在に至っているご夫妻も少なくはないのでしょうか?(笑) まぁ「ハマトラ」と言えど「千葉」「埼玉」「茨木」とにかく関東の若手女子の間では信じられないほどの大きなファッションの波だった事に違いないでしょうね。

   

                            写真:青幻舎 「日本のファッション」より
  
【サーファー】
「サーファー記事」に関しては、1つの記事としてあげたい位に情報が山積みですが抜粋の上ご紹介していきたいと思います。時は女子の「ハマトラ」同様に1975年~1985年前後でしょうか。日に焼けた肌に世良公則の様な直毛。サーフブランドのTシャツに短パン、履き古したビーチサンダル。湘南や千葉の海で「波待ち」をするサーファーたちの姿は、まるで「アザラシの群れ」のようでした。車は国産ならば「木目LINEが渋いサニーカルフォルニア」外車ならば「フォルクスワーゲンビートル」。これに「キャリア」を積みサーフボードを止め海に向かう訳ですね。当時、若者の夏を制覇した大瀧詠一さんのアルバム「A LONG VACATION」収録曲「雨のウェンズデイ」にも登場。「♫壊れかけたワーゲンのボンネットに腰かけて…」^^もちろん、サーファーファッションは女子にも大流行でした。小麦色で潮焼けした長い髪「アロハ的シャツ」に「エンジェルフライト」というスラックスを履いていた記憶があります。当時、特に「男子サーファー」には「ホンモノ」と「陸(おか)サーファー」がいました。つまり実際サーフィンなどやらないがサーファーガールに「モテたい」余りにサーファーファッションをしている輩です(笑)この「陸(おか)サーファー」何かが違うのですぐに見破られました。①色が白い②ダイバーウォッチではなくビジネスウォッチをしている。③車にサーフボードを積むが、前後ろがあべこべに積んでいるなどなど。この辺は当時「ホイチョイプロダクション」から出ていた「見栄講座」という「マニュアル本」がバカ売れしたのを覚えてます。内容としては実際スキー、サーフィンなどやっていなくても「やっているように見せる」と言った「見栄張り」のマニュアル本である。まさに「ブームに乗ったマニュアル」でしたね。変なものが流行りました(笑)また、ゲレンデの女王「ユーミン」の楽曲でも「真冬のサーファー」と言う曲を書き下ろすほど流行っていた記憶があります。

      

                 写真:雑誌Begin(ビギン)公式サイトより


【ボートハウス】
「ボートハウス」は、1969年にスタートした「ジョイマーク・デザイン」が提供する一つですね。現在「キャプテンサンタ」などでも有名。 1979年「BOAT HOUSE」誕生。青山学院高等部正門前にショップをオープンをした事が大成功の切っ掛けだったのではないでしょうか?買い物の渋谷、ファッションの原宿、夜遊びの六本木、西麻布などの若者人気にも肖り絶大な人気を獲得したのだろう。1980年には「ボートハウス」の商品を買い求める客の列が店外に長蛇の列を成し、社会現象となりました。目当ては「トレーナー」。現在でも同型のトレーナーが販売されてるようですね。当時の爆発人気力は無いが、40年の時を超えても人気の衰えを知らぬブランドアイテムだ。しかし私自身の当時の感想は「このトレーナーどこがカッコいいんだろ?」と疑念でした。自分自身の趣味と異なったからなのか?然程、周囲の友人が興味が無かったからなのか?ともあれ「流行り連作」だった事に間違いはないでしょう。また、大人の邪な感覚ですが「青山の行列」も今となっては「青山学院の学生バイトか?」などと笑い話すらチラホラ(笑)しかしながら確かに「ジョイマーク・デザイン」のキャラクターデザインやスタイルデザインは「カッコイイ」ですね。「海・ヨット・潮風」などを連想させるスタイルが私は好きでいまだにシャツなど購入しています。(少々高価なのが玉に瑕)

  

                                                                                               写真:JOYMARK DESIGN より


【学生服】
中高生の制服、男子「ガクラン」女子「セーラー服」と言った流れは今も健在。もちろん「ブレザー」や「私服」などと言う学校もありましたが、わかりやすく言えば「ガクラン・セーラー服」である。昭和の頃は不良達の制服ファッションが「カッコいい・可愛い」という時代でしたね。確かに当時は社会問題になるほどであった「暴走族」が全国を震撼していた時代。若者(中高生)たちに影響が無い訳ありません。いや、厳密に言うと不良であろうがなかろうが、実際にそのようなスタイルをしようがしまいが、少なからず、それが「カッコいい・可愛い」と捉える時代だったのでしょう。何しろ今の学生とは完全に異なる「流行軸」が流れていました。ヘアスタイルなども男子は「パンチパーマ」「アイパー」「オールバック」などが流行った時代です。その手の「ファッションスタイル」でデビューした「クールス」「キャロル」「永ちゃん(矢沢永吉)」人気が高まったのも無理もありません。まぁ、永ちゃんのスタイルは「ビートルズ初期のロックンロールスタイル」で「ツッパリスタイル」とは異なっていた訳ですが、当時の若者(中高生)の中では融合化したのでしょうね^^さて「学生服話題」に戻しますが、具体的に言えば、男子も女子も、お決まりは「長い」と言うキーワードでした。例えば男子で言えば「長ラン」わかりやすく言えば応援団の来ている。裾の長い学ランです。女子で言えば「長いスカート」どちらも「学生鞄」をなるべく薄く、ぺったんこにする事が「かっこいい」スタイルだったと記憶します。現代では「動物愛護協会」が騒ぐであろう「なめ猫」などもその肖りでした。

          


我が国の若者(中高生)ファッションに対する目線が変わったのか?自分が時代遅れの濁った眼をしているのか?は謎ですが現代では、昭和の頃の「爆発的流行ファッション感覚」とでも言いましょうか?現代は、よく言えば「個性豊かな」悪く言えば「目線の揃わない」時代なのだなぁとしみじみ感じている次第です。平成・令和と時代は変わり、各々の若者(中高生)に聞けば「いゃいゃ、そんな事ない。時代に沿った流行はあるし、目線も揃ってる」と言うのかも知れない。しかし社会現象になるほどの「爆発的」ではないと捉える。これもまた戦後日本における「自由と個性が新たに生まれて来た昭和の時代、粗削りだけど温かい時代」の特徴なのかもしれない。     
     
       夏木マリさんは衝撃的でしたよね^^「絹の靴下」というタイトルも凄いですよね(笑)


        本日も長文のお付き合い誠にありがとうございいました!
         ご同輩の、ご感想など聞かせて頂ければ嬉しいです。


      機会があれば「〜麗しき昭和の頃〜」書かせて頂ければと思います。
          また、お付き合いのほど宜しくお願いいたします!^^