Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~桑田佳祐 歌詞の世界 29~

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毎度、自己目線で恐縮ですが性懲りもなく「桑田佳祐 歌詞の世界 29」を書いてみようと思います。サザンオールスターズの桑田佳祐さんが創る楽曲の歌詞に的を当て、少ない情報による背景や事実とと共に「個人的見解」重視で 歌詞の一説に触れてみたいと思いまして始めたシリーズになります。ファンの方は「あらためて」初見のかたや桑田さんに興味の無い方も斜め読み程度にお付き合い頂ければ幸いです。私が「昭和戦士?」なので今回も「比較的 初期作品」に触れてみたいと思います。紹介させて頂いています各楽曲をご存じの方・ご存じない方も、対象の楽曲を聴きながら読んで頂けると幸いです!
                        (ジャケ写真は全てサザンオールスターズ Official Siteより)



【ラッパとおじさん (Dear M.Y's Boogie)】(アルバム:ステレオ太陽族)1981/07
I believe in Mr.Yagi Everynight, everynight, everynight He let me play some boogie
When all my friends put me down He can always treat me right again」


何とも言えない体が勝手に動いてしまう様なピアノリズムで楽曲は始まる。この中で登場する「Mr.Yagi」とは当時サザンの楽曲のアレンジャーとして活躍していた「八木正生さん」である。これは桑田さんが八木さんに対して感謝を込めて創った楽曲なのでしょう。時に桑田さんは何かに絡ませて個人に「感謝の意」を発する事が多くある。英語の歌詞の中で日本語でアドリブともいえるセリフを語っているのが八木さんへの思いを一層引き立たせてくれる。「Hi Mr.YAGI Oh my Jesus Jesusいつもご無理ばっかり申しまして 本当にあいすいません、あいすいません、あいすいません まるで太陽のようなおじ様に なんと申し上げていいのやら Alright  Oh my lord mercy on his way それでは心を込めて sing a song sing a song  go ahead!」ファンの方も、今一度聞き返して頂くと深みが沸くだろう^^


【EMANON】(アルバム:綺麗)1983/07
砂の浜辺で口づけた ときを思い出せば 面影が目の前をかすめて 胸の痛みに変わる」


この楽曲が好きなオールドファンは多いのではないでしょうか?それもその筈、アルバム綺麗と同時発売の18枚目のシングルなのです。海と失恋を絡めた桑田さんの真骨頂的な楽曲ですね^^表題の一文を読んだだけで状況が思い描けるのが不思議だ。またファンの間では有名な話だが、このシングル(EMANON)の題名が決まらずNO NAME」を逆から読んだものにしよう!となったそうだ。こんな適当でアバウトなタイトルだが詩の内容・曲調・イメージなどが自然と融合し「EMANON」というタイトルには何か大きな意味さえもある様に感じてしまいます。確かに楽曲のタイトルなど何でもいいのかもしれない。作者の伝えたいイメージが詩になり曲調に乗りタイトルに繋がればそれが正しい曲題だのかもしれない。これまた「タイトル何てテキトーで良いんだよ」と桑田さんの声が聞こえて来そうだ^^


【怪物君の空】(アルバム:KAMAKURA)1985/09
Oh 夢が終わる 灰色の陽 超やらせの 愛のようなもんじゃ 駄目ね oh…」


桑田さんは幾つもの戦争メッセージソングを書いています。有名処で言えば「ピースとハイライト」などは昨今代表的だ。この楽曲で戦う戦闘機や戦車、或いは戦争そのものを「怪物くん」と呼んでいる様に感じる。つまり何を考えているのか分からず只々、恐ろしいだけのモノ…的に私は捉える。この「怪物」の表現は言葉を変えて「灰色の陽」であり「やらせの愛」なども絡ませ、何とも冷ややかで温かみの無い、つまり「怪物」なのだろう。他国で繰り広げられている終わらぬ戦争。おそらく勝ち負けの意味や、その壁の向こうには誰の幸せがあるのか?など切実に訴えたいのだろう。また楽曲の中で「喉が渇く 武器が重い お互 に向き合う 異常な Space」とも語っている。この「武器が重い」というのは「武器の重量」ではなく「心中の重み」なのではないかとも感じる。つまり兵士たちも「何のために命を奪い自らの命を削るのか?」実は納得は行ってない様にも強く感じる。


【MARIKO】(アルバム:Southern All Stars)1990/01
真理子 夢の真理子 眉目うるわし君と 空を黄金に化粧して」

「MARIKO」とはいったい誰なのだろう?全体の歌詞からは「憧れの君」を意味するような気配が漂う。おそらく桑田さん特有の「架空の人物」なのだろう。しかしイメージからいえば桑田さんの少年期に恋焦がれた「天地真理」なのかもしれない。残念ながら現在は当時の天使ぶりを窺う事は出来ないが当時は「お人形さんの様ね」と日本中が注目したアイドルだった。将又、1990年と言うとドラマ「ふぞろいの林檎たち」が若者の間では注目されていた。その出演者の「石原真理子」さんのような気配も窺われる。太い眉に特徴があり目元にも妖艶さを感じる方で当時は一躍人気の的にもなった。その後は・・・まぁ、やめときましょう(笑)いずれにしても、この「MARIKO」という女性は桑田さんの中では「憧れ」にも捉えられる素敵な女性のイメージなのだろう。軽やかなジャズの曲調で大好きな楽曲だ。


【DING DONG(僕だけのアイドル)】(アルバム:世に万葉の花が咲くなり)1992/09
小さな肉体をこの手で抱きしめたい 君だけに愛を捧げよう 二人の世界へ You're my idol」


分かるファンは理解して聞いていると思いますがテーマは言うまでも無く「ロリータ・コンプレックス」なのだろう。おそらく彼らの趣味の域に桑田さんが入り込み創り上げた楽曲なのだと思う。世の中・人間社会には様々な感覚の人々や趣味を持つ人が居るがこの手の内容は昨今の流れるニュースから不快な感覚が溢れ出てしまう。私にはこの趣味・世界は全く分からない。提示させて頂いた一文を、その様な目で聞き捉えると気分が萎える。しかし楽曲として捉えれば盛上るリズムやテンポで「いやらしさ」が地面浸透して逆に軽やかな楽曲に聞こえてしまう。まるでこの手の趣味を持つ方々の心中を炙り出しにしているかのようなテンションをも感じる。様々な趣味を持つなとは言えないが妄想を抑えきれず具現化してしまい犯罪に手を染めてしまう面々に対しては許せない心境だ。


        今回も今回も長文にお付き合いありがとうございました^^


今回ご紹介した楽曲はファンの方ならば間違いなくご存じ。(特にoldファン)しかしながら、まずまず「にわかサザンファン」の皆様には縁遠く知りえない楽曲だと思われます。
今までにもサザン楽曲の「隠れた名曲」をご紹介しましたが桑田さんが創作する楽曲は「惚れた・はれた」は勿論ですが「政治・社会・環境・ジェンダー」…様々な観点から桑田さんは直球で語り送り出している。昭和の頃に内容が不適切」という視点からオンエア出来ない楽曲もあった。しかし現代はコンプライアンスが強い反面「人々の自由の幅」も広がり伸び伸びと「表現の自由」を創出できる世の中にもなった事は良い事だとも言えよう。裏を返せば当時では考えられない様な犯罪や出来事が勃発しているのも事実だ。

         

よろしくお願いいたします