Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~アコースティックギター ②~

こんにちわ!

先日のブログの中でご紹介した「私のギター」についてご紹介させてください。


以前ご紹介した様に私は40数年にわたり桑田佳祐さんの音楽を聴き込んでおり
ある意味での尊敬の意を持っています。その人の持つギターは既製品ではない事は
分かっていますが どんな拘りがあり どんな人が作っているのだろう?と昔から
常々思ってました。それは、2002年、桑田さん3枚目のオリジナル・アルバム
「ROCK AND ROLL HERO」の時から使用しているヤイリギター/KK‐46 kuwata モデル
というギターです。このギターは幾度もの桑田ニーズを取り入れ仕上がった一品。
(ヤイリギター:1935年設立のレジェンドアーチストが特注を依頼する日本を代表
するギターメーカー)ちなみにKK-46という品番について「KK」とは「桑田佳祐」の
読み取りではないのです。ヤイリギター伝説のクラフトマン小池健司さんのイニシャル
なんですね。この「KK‐46 kuwata モデル」についても 小池さんが桑田さんと数年に
渡り進化させ手作りで製作された一品になります。小池さんは17歳でヤイリギターに
入社し半世紀以上に渡りアコースティックギターを中心に作っていらっしゃると言う
事になるわけですね。凄いなぁ…


当モデルの前後でも桑田さんに提供していたモデルはあったと言う事も耳にします。
見た目同様・同じ見え掛かりの一般向け(品番も異なる)「量産品(桑田佳祐モデル)」
は後に世間に出回った様ですが所詮は量産品。使用素材含め全然違った訳ですね。
確か量産品は品番も異なりKK‐46 の漸進モデルだったとも記憶します。そんな訳で、
この時点で「KK‐46 kuwata モデル」は世の中に桑田さん使用の1本しかない物と言う事に
なります。で、私は何とかして、このモデルを小池健司さんに作って頂きたい!とお願いしました。そして小池さんへのアプローチを数回させて頂き(小池さん当時は大変失礼いたしました)数回目でやっと嬉しいお言葉をいただきました。


「わかりました同じものを制作させて頂きます。」
ただし…「制作期間を2~3年間頂きたい」というお答えでした。
※ 20年くらい前で、ここはデータが残ってないので「たぶんこの位だった」と記憶します。(笑)



1本のギターを職人さん1人が手作りで作るとなると早くてもザックリ1か月?前後と
思います。それだけ小池さんの元にはフルオーダーを依頼されてるアーチストや
一般者が多いのだと実感した次第です。私は勿論「待ちます!お願いします!」と
言う事で依頼させて頂き 2002年頃にオーダーさせて頂き、2005年頃に手に入れたと
言う訳です。納品時、「このモデルは桑田さん含め3本を作りました。大事にして
ください」といったコメントも頂き、ギターが到着した時は天にも昇る思いでした。
(当時、あと一人?どなたか持っていたのですね)どうせ持つなら腕前など気にせず
(中の下の下です(笑)、気のすむまで自分の気に入ったもの・欲しいものを探し求めて、
時間が掛かっても多少金額は張っても手に入れ満足感の中で趣味を満喫出来ればと
常に思ってる次第です。


まぁ、こんな事は様々な道で、それぞれ良くある事かもしれませんが
20年前にもなる「私の宝物・家宝?」の話でした。



本日も ありがとうございました