Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~桑田佳祐 歌詞の世界 33~

訪問ありがとうございます!


    まず初めに「栄光の男」長嶋茂雄さんのご冥福を深くお祈り申し上げます



毎度、自己目線で恐縮ですが性懲りもなく「桑田佳祐 歌詞の世界 33」を書いてみようと思います。サザンオールスターズの桑田佳祐さんが創る楽曲の歌詞に的を当て少ない情報による背景や事実と共に「個人的見解」重視で ^^ 歌詞の一説に触れてみたいと思いまして始めたシリーズになります。ファンの方は「あらためて」初見の方や桑田さんに全く興味の無い方も斜め読見程度に読んで頂ければ幸いです。


今回も前回に引き続き、サザンオールスターズ最初アルバム「THANK YOU SO MUCH」Part3 を書かさせて頂こうと思います。残りは4曲になりました。1月から始まりましたサザンオールスターズ「THANK YOU SO MUCH」全国ツアーに参加された方は勿論、あの感動を想い起し振返って頂けると幸いです^^サザン・桑田さんを、ご存じの方・ご存じない方も対象の楽曲を「spotify」「Apple music」或いは「CD」などで聴きながら読んで頂けると幸いです!              (ジャケ写真は全てサザンオールスターズ Official Siteより)


【悲しみはブギの彼方に】(アルバム:THANK YOU SO MUCH)2025/03

「髪の手入れは、リンスとシャンプー」


この楽曲はサザンオールスターズのデビューアルバム「熱い胸騒ぎ」リリース以前に作られていた楽曲。それが故に、何となく当時のサザンティストを感じる事が出来る。個人的な捉え方だと「熱い胸騒ぎ」には「瞳の中にレインボー」「いとしのフィート」「今宵あなたに」など当時ならではの「学生サザン」のノリが味わえるアルバムでもある。もちろん新鮮で良い意味での楽曲が並ぶと言う意味。そんな中で、この楽曲も当時(昭和の頃)を十分に味わえるのだ。挙げた一文に「リンスとシャンプー」などは当時の洗髪では最先端で「オシャレな若者」というイメージが滲み出ている。CMでは「松本ちえこ」がバスボンのCMでブレイクした頃でもある。そして「それはそうともう一度キスして」という一文も男女の関係が浮き彫りになり「サザンのブギらしさ」が引き立っている様にも思える。デビューアルバム「熱い胸騒ぎ」に挿入されていても違和感のない名曲だった事は間違いない。また、自分が若かりし時、嫌と言うほど聞いていたアルバム「熱い胸騒ぎ」そこにこの楽曲が入っていたら?長き時を共に暮らした楽曲だったのかと考えると、何か考え深いものがある。


【ミツコとカンジ】(アルバム:THANK YOU SO MUCH)2025/03

「生まれ変わってまた逢えるなら 君を守ってやれるだろか」


出だしから「ほんじゃまたね!」と出て行くミツコさん。この楽曲の「ミツコとカンジ」は、言うまでもなく桑田さんの心の中にいつもあるアントニオ猪木さんと元妻の倍賞美津子さん。縁あって結ばれたが残念ながら別れてしまった。これは個人の見解だが、プロレス絶頂期の昭和の頃、猪木さんは家庭との両立など到底出来ない状況・忙しさだったのだろうとも予測される。しかし別れても、お互いにリスペクトすると共に互いの愛情をも、いまだに感じる。とてもいい関係なイメージを勝手に組立てている^^どちらかと言えば、そんな切実な猪木さん側の心境を語られてる様にも受け取ります。さらに深いところを歌っている部分もありますね。それは「ふと気がつくと、何を求めて、命がけで戦っできたのか」と、

自問する部分がある。これはプロレスと言う名の命がけの職業を選んだ猪木さが人生を振り返り答えなき道を歩んできたことを表している表現なのでしょう。それを猪木信者の1人でもある、桑田さんが成り替わり代弁しているのだと信じて止まない。



【神様からの贈り物】(アルバム:THANK YOU SO MUCH)2025/03

「憧れのスター 大好きな歌 青春の日々を謳歌したんだ」


既にご存知のように、NHKにおける「放送100年企画のテーマソングだ。昭和、平成、令和と時は流れるわけだが、特に桑田さんが着目しているのは言うまでもなく昭和の部分。つまり歌謡曲・ポップスミュージックが全盛期の頃である。テレビをつければ、どこのテレビ局もラジオ番組も歌番組にターゲットを絞り高視聴率を獲得していた。学校では透明のカードケース下敷きに「明星」「平凡」などの芸能雑誌から切り抜いたアイドル芸能人の写真を挟み、丸紅堂のモノクロブロマイドを大事に持っていた頃でもある^^当然ながら「紅白歌合戦」などの受け止め方も今と昭和では全く違うように捉える。1年の終わり・特別な日に特別な番組(紅白歌合戦)を家族全員が集まりブラウン管テレビで釘付けになって観る。これも歌謡曲人気から来るブームだったのかもしれない。当ブログ「うるわしき、昭和の頃」でも散々書かせて頂いているが、黒電話が服(カバー)に身を包み玄関で佇んでいた昭和の頃、改めて「荒削りで雑だけど暖かく平和な時代」だったのだろう^^


Relay〜杜の詩】(DIGITAL)2023/09

「分かりやすい言葉で どなたか教えてくれませんか?」


東京の神宮外苑は再開発計画があり、都会のオアシスが切りゆくことに様々な人が懸念を抱いている。坂本龍一さんがその1人である事はあまりにも有名。そして近所千駄ヶ谷には桑田さんの音楽が生まれてるビクタースタジオがある。しかし、その誰しもが「反対」なわけではない。緑、人、都会をうまく融合できないかと言う提案な訳だ。同時に何時も大切な事を決める時、一方的ではないでしょうか?と言う問いだ。その意見や感覚を桑田さんは代表してこの楽曲を作った様に捉える。同時に、そのような開発計画や政治条例などは大衆が知らぬうちに話が進み、決定項が降り着手していることが目立つ。大衆は政治家に全ての決定権を渡したわけではない。万事バランスの取れた1番良い方向を調整するために彼らを選出してるわけだ。


                                    いかがだったでしょうか?


3回にわたり、サザンオールスターズ NEWアルバム「THANK YOU SO MUCH」の内容を例のごとく個人目線で追いかけてみました。全国ツアーも無事に終わり、世代を超えた昭和、平成、令和、日本中の60万人がライブに参加され喜びを共有しました。このアルバムを通じて、桑田さんが伝えたかった事は十人十色の想像があると思いますが、間違いなく言えるのは「時代を超えた良き物の融合と共有・問題の共有」ではないかと勝手に受け取っている次第です。国民的バンド、サザンオールスターズのロードに終わりはありませんね!^^


       本日も最後までお付き合いありがとうございました。