Southern Blog

  ~永遠の熱い胸騒ぎ~

~明日は我がMe~

こんにちわ!

今回は少々深めの話題で「予期せぬ様々な 事故」について書かせて頂きます。
少々長文になりましたがお付き合い頂ければ幸いです。


【北海道 遊覧船事故】
先日、遊覧船会社社長の記者会見がありTVで見ました。
事故発生から5日後の「土下座」から始まり「原稿」を読み「土下座」で終わる…という
「納得の行かない」会見だったと世間の大枠は捉えたのではないでしょうか?
私も同様の意見で亡くなった方々やご遺族の思いを考えると遣る瀬無い気持になりました。


私は、一方で冷静に彼(遊覧船会社社長)の発言や態度、会見内容を見届けていました。
何故冷静に?と、考えた時に 事故当時から頭の中で描いていた人物そのものだったので
驚きや怒りは思ったよりも上がらなかったのだと思います。


おそらく残念ながらイメージしていた人物そのものが出てきて、思っていた通りの会見を行ったのでむしろ自然だったのだと思います。お会いした事もない方に対して失礼なコメントになるとは思いますが客観的に見て誰もがそのように映ったのだろうと思います。少なくとも「しっかりした方だ」「非の打ち所の無い経営者だ」など思う方は居ないのではないかと考えます。「穴の開いた経営層」は全国にかなりの確率で多く存在していると捉えます。


凡そ、そのような経営層が日常に薄っすらと頭を掠めている事故を起こす前の感覚は「まぁ、いつもの通り営業していれば問題ない・何か勃発しても今までもそれなりに処理したのだから大丈夫だ・そもそも人命に関わる事故など起きない・今のまま経営してれば何の問題もなく過ごせるだろう」的な経営者などとは名ばかりの通常企業では「一般社員以下」の会社経営層が多く存在すると言う事ですね。キツイ言い方ですが実態だと感じます。しかし前段触れましたが、その様な経営者・社長はゴロゴロ居ると思われます。以前にも飲食系や建設会社、バス会社、鉄道系でも同じような社長・経営層会見があったのを覚えてますでしょうか?私もそういった観点の経営層とは幾人か携わる事がありましたが、彼らの頭の中での「社長業」とは「経営」ではなく「一般業務」と「金儲け」の感覚なのでしょうね。企業
引退者含め「企業経験者」の方なら当たり前に理解している事を下記 表記してみました。


「経  営」:常に会社の問題点を探り是正や修正を繰り返し社員への適切な指示指導
       の基、利益創出の仕組を構築・更新・運営する。(理想形は現場両立)
「一般業務」:会社を運営するための組織内役割分担による実務作業・業務を確実にこなし
       業務を回す。何か指示が有った場合などは、上長報告して指示を遂行。

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そして当件(遊覧船事故)について最近やっと浮き彫りになって来ましたが関係省庁(国)も同様ですね。「事業者責任」を語り彼らは理路整然と語っていますが「不審な会社の各種申請などを許可」していた責任は、何なら「事業者」よりも重いと思いますね。
(携帯電話問題などもってのほか)


 最後に当記事本題ですが私たちの身の回りには様々な危険が常に潜むと言う事ですね。


          つまり「明日は我がMe」と言うわけです


メーカー商品や遊戯施設のアトラクション、そして今回の様な旅行オプションなどいくらもあります。「日本製だから大丈夫」「専門家が許可しているんだから安心だ」的な感覚は非常に危険だと言う事でしょうね。一番気を付けたいのはキツイ言い方ですが「国家有資格」と言う名の「無能者」がいると言う事でしょうか。例えば関係者なら深く頷けると思いますが、今回問題の「一級船舶免許保持」とか・「一級建築士」「弁護士」などなど、資格保持を聞いただけで「安心」してしまう気持ちの払拭が大切だと思います。もちろん大枠はしっかりした「国家有資格者」の筈です。しかし中には「趣味的取得」「暗記力が良く試験が出来る人」「経験など無いに等しい資格者」も多く存在するわけです。

つまりは残念ながら業界それぞれに「実務はダメダメな有資格者」「デスク上での有資格者」が存在している事の事実を認識する必要があると思うわけでね。とは言え、疑い過ぎても「何も出来なくなる」「触れなくなる」では物事、話になりません。絵に描いた様には行きませんが、特に有資格を要する買物やレジャーの際、私は最低限「疑って掛かる気持ち」「自分なりの根拠」「何か事態が起きた場合の対応想定感覚」などを、この様な理不尽な事故などで亡くなった方々の無念のメッセージとして捉え高める事にしている次第です。皆さんも生活の中で様々な事で様々な企業・施設・有資格者と関る事があると思われます。これを機に「疑って掛る気持」お勧めします。


本日もありがとうございました。